『ラーメン二郎にまなぶ経営学 ―大行列をつくる26(ジロー)の秘訣』

読了。ラーメン二郎が食べたくなった。

ラーメン二郎ファン(通称:ジロリアン)でもう2年ぐらいだが、書店でこういうタイトルで書かれたら読むしかないと思い、購入。ある程度経営学を知っている人ならすごく簡単に読めてしまう本だと思う。
ラーメン二郎の特異性について、様々な角度(マーケティング、ブランディングなど)から検証しており、例示がここまでか!と思うほど多く、大変わかりやすい。

そもそもラーメン二郎が人気になるのは、その特異性そのものなのだ、というところを徹底的に解説している。
脳科学者の茂木先生は、「二郎を食べる達成感にドーパミンが反応」とかってTVで言っていたが、僕から言わせてみれば「ひとつのアトラクション」でもあるのだ。

そもそも、ラーメン二郎は「二郎であること」を守り通しているところから始まっている。コアなファンを大切にして、何も変えないというところに真髄がある。
第一、昨今のラーメン屋は変わりすぎである。是は間違いのない事実だろう。本当に本当に変わりすぎだ。味で勝負なのか雰囲気で勝負なのか。。。

ただ、ラーメン二郎を食べたことがあるからといって、この本を安易に取るのはちょっと難しいかもしれない。
経営学については、例示が多いとはいえ、論理解説は大まかに書かれており、多少の知識が無いと厳しいかもしれない。

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