カテゴリー : 意見評論

Facebook広告を使ってみた2(検証・3日目)

取り敢えず3日間使ってみたので、その検証結果と感想。


3日間ぐらい使ったデータ。

まず、Facebook広告は表示保証による知名度認識への価値を最重要視したほうが良い。これは逆説的に言えば、昨今のクリック回数のうちの購買が何%で、というコンバージョン率重視の広告には向かないだろう、ということだ。

理由としては、

1.まずクリック率は本当に少ない。昨今のインターネット広告事情を鑑みれば、どの様な媒体に掲出するか等も含めてクリック率は最重要視されるべき数値であろう。各々の妥協すべき(許容されし)数値は別であるとして、なかなかそれらを下回ること間違いなしだろう。(ちなみに、上の画像には既に表示されない、掲載を取りやめた広告を含めて15種類ほど試したが、0.03%ぐらいが限界だった)私自身はクリック率を重視せざるをえない広告出稿では、概ね0.1%以上を基準に考えるようにしている。(特にGoogle Adwordsあたり)

2.Facebookに限らないが、一般的にSNSにおける広告は、SNSへの滞留に対するユーザーの意識がある程度あることが多い。(日本語が怪しいので適切な簡便な日本語に言い換えると(笑)、SNSやってる人って、大抵一通りのページを見るなりなんなり、SNSの中に居続けることが多いわけです。mixiとかが結構昔、その滞在時間がめちゃくちゃ長いって言われていたのと同じ原理)だから、外部サイトへの誘導になってしまう広告には、必ずしも簡単にポチっとはいかないんじゃないか。(この問題は、Facebookページを作ることによって改善されそうです。)

んで、対象となるユーザー数はだいたい25,000人ぐらいなのだが、昨日1日では40,000impでユニークが4,000user。Facebookのアクティブユーザー数って実はそんなに多く無いんじゃないか、という説。(ちなみに設定は2011年度~2012年度大学卒の19歳~22歳、日本在住。)まあ昨今また注目され始めているから、この問題は中期的には改善されていくと思いますが。。。

ということで、取り敢えず検証はある程度してみたので、あとはこの設定は放置しておいて、先に述べたFacebookページを作ることに。Facebookページはmixiコミュニティのもっとjointしやすいもの、という意識でいるのだが、それが果たして正しいのか、そしてFacebook広告との連携はどうか!?1週間後ぐらいに書くことにします。

最後に、弊社開発中のアプリ、Facebookページを作ってみました。応援宜しくお願いいたします^^
このページに対する広告の検証記事はまた1週間後に!

Facebook広告を使ってみた(検証)

最近巷で話題のFacebook、その広告がとても面白そうなので試してみました。
一言で言えば、「個人でも気軽に」「今は殆ど見ない表示回数保証(CPM)で」広告表示が出来る。

ということで、早速試してみました。
広告内容は、弊社でそろそろリリース予定の某iPhoneアプリのページ。まだリリース前なので、どっちかというと広く認知してほしいことが目的なので、今回はテストということもありCPM重視で掲出してみました。

ネット広告も10年ぐらい前はCPMが主流というか当然ということで、それこそアフィリエイトみたいな形でも同様なものが沢山広がっていました。しかしそれがクリック保証になって(A8.netさんあたりが最初はすごかったですよね)、という流れ。今ではGoogle Adwordsもそうですしクリック保証が主流です。

しかし、多くの人に認知してほしいということが目的であり、かつ予算を低予算で組まなければならない場合なんかは、表示回数保証が良いと思います。今回のテスト・ケースの場合、リリース前のアプリに対する認知が目的であり、直接的に売上には貢献できないものでもあるので、認知程度でもOKということで、CPMにしてみました。


画像はクリックで大きくなります。

んで、結論から言うと、Facebook広告のCPMはクリックがされにくい!
予想はしていたのですが、取り敢えず2日間試してみたところ、CTR(クリック数/表示回数)は、CPMで0.008%とかに対し、CPCで0.100%程度です。これはせいぜい2日間のデータなのでなんとも言えませんが。。。

広告の素材と審査については結構ゆるゆるな感じが正直あります。まず素材というかテキスト部分は、iPhoneやAppleといった、Googleさんなら引っかかりそうな単語でも平気でセーフでした。(ちなみに余談だけれどFacebookページ(旧:ファンページ)のページタイトルは全部大文字だとダメらしい。弊社会社名はここであえなく小文字にしました)で、広告のキーワード承認はだいたい6時間~8時間ぐらいかな、所要時間。昼間にされている感じがしました。(というか夜に設定しているからかな)

あとはPVとUUの数について。

だいたい20,000PVのうち2,000人がUUということらしい。広告の価格競争が殆どないと思われるので、20,000人に対しての掲出/2,000UUは単純に1日にログインするメンバーのアクティブユーザー率と考えてもよさそうな気が。。。そうするとやっぱり「日本はアカウントだけ持っててアクセスしない」というのが、リアルさを感じるな。Facebookがもっと就活で生かされるようになれば面白いのにな。

あとは、わかったことを以下に雑記しておきます。

  • 推奨価格(単価)があるが、表示回数保証は正直これの30%~50%程度でも全然問題なさそう。
  • 表示回数単価の最低設定価格は2円(1000表示)しかし設定しても全然表示されていないみたい。
  • クリック回数単価の最低設定価格は1円(1click)これも30円ぐらいにしないと表示されていない。
  • 就活生をターゲットにしてみたのだが、日本の大学生で12年卒はだいたい20,000人ぐらい。
  • 日本在住の大学生だけということにすると、50,000人ほど。なーるほど。。。
  • 請求はクレカ決済。なお、VISA/MASTER/JCB対応。JCBがありAMEXがないとか日本企業か笑
  • 何円単位で請求来るのかが全然わからない。(ちなみに今はテスト中なので超少額でテスト)

なお、広告出稿にはこちらのブログ等をヒントにした。
ソーシャル型広告の「Facebook広告」ってすごくね?
Facebook広告の利点――超低予算で、詳細なターゲット化のチャンス

>> 「Facebook広告を使ってみた2(検証・3日目)」

IS03が好調な件について

東京に帰ってきました。この街は物価が高いと心底思うようになりました。

下記記事は、今日付けのITMedia発記事。正直言って、IS03のセールスにレディ・ガガの強さが本領発揮された件についてはやはり否めないのだと思う。ただ、先駆者だけでなく追随者たる20歳~30歳の女性なんかが本格的に参入してきたという点で、スマートフォン(正確にはandroid端末と言っておこう)の普及促進に大きな一歩を与えた契機であることは間違いないだろう。

ここ最近、友人と「iPhoneがandroidに抜かれる日」の予測をしている。去年後半なんかは、僕は「2013年」論者であった。然しながら、本当に様々な機種が一気にリリースされたこの数か月の動きを見ていると、どうしてももうちょっと早い段階なのではないか、という心配もしてきている。2012年の夏(即ちiPhone 5 の上位機種リリース前)には、もはや逆転し、iPhone 5+ ?のリリースにはだれも目を向けなくなってしまうというような、そういう流れになるのではないだろうか、という予測だ。

日本人の気質的に、様々な機能(Felicaでもいいし、高機能カメラでもいいし)が搭載された「全部盛」携帯電話に対する需要は、やはり大きい。昨日も井の頭線で、向かいにいた女子高生が話していたが、何の機能があって、カメラの画素数がいくつかは、スペック的に最も重要であるような話をしていた。(というか、携帯電話の比較において、機能的な部分ばかり話していた)そういう意味では、iPhoneに限界があるのは正直否めないだろう。その先にあるものはなんなんだろうか。ちなみにこれまでの携帯電話が殆どシャープ製だったので、当然そこに期待するところである。

IS03「たいへん好調」 3割が女性、Skypeダウンロードも3割

 KDDIの田中孝司社長は1月24日に開いた10~12月期の決算会見で、スマートフォンの好調ぶりをアピールした。10月に発売したIS03が「たいへん好調」(田中社長)で、同期のスマートフォン販売台数は39万台に。2011年3月期通期では100万台を超える見通しだ。

【拡大画像や他の決算資料】

 IS03は、シャープが開発したスマートフォン。おサイフケータイやワンセグ視聴など日本独自の機能を備え、1台持ちにこだわった端末で、レディ・ガガさんを起用したテレビCMなどで猛アピールしてきた。

 ユーザーは、既存auユーザーの機種変更が92%、残りの8%が新規という。機種変更中心となったのは、予約殺到で「弾切れが起きた」ため。「新規の客にもう少しまわるほど在庫があれば、もっと新規獲得ができたと思う」と田中社長はみている。

 ユーザーは3割が女性だ。「新しいガジェットは男性の利用者が圧倒的に多いが、IS03は女性に支持いただいている」と田中社長は胸を張る。年齢別に見ると、購入者の3分の2が20~30代という。

 ユーザーの86%がスマートフォン向けパケット定額サービス「ISフラット」に加入。機種変更したユーザーの音声ARPU(加入者1人当たりの売上高)は減少しているが、パケットARPUは40%向上しており、「音声ARPU下落の影響を緩和している」。

 「禁断のアプリ」Skypeのダウンロード率は30%。鳴り物入りで登場した割に少ないようにも見えるが、「LISMO」に次ぐ2位の人気で、「内部の計画に比べると、結構ダウンロードされたという認識」だ。ブログやSNSなどのアカウントを一元管理できるアプリ「jibe」は、ユーザーの4分の1が会員登録しているという。

 期末に向け、高画質で防水に対応した「REGZA Phone IS04」(今春に発売予定)、コンパクトな「IS05」(同)、グローバルモデル「SIRIUS α IS06」(昨年12月に発売)も投入。ラインアップの拡大で、幅広い年齢層や女性ユーザー拡大を目指し、通期でスマートフォン販売100万台超えを見込む。【ITmedia】