パワーポイントを作るということ

会社を辞めて、10日経った。あっという間の10日間だった。
何より仕事に対する負担、ストレスといった類の、ネガティブ思考なものが減ったことが大きいし、それに自分の時間が創れることが大きい。結論から言えば、やはり辞めてよかったと思う。

ということで、今は某コンサルティング先で作ることとなっているパワーポイントスライドを作っている。Office2010をインストールしたのだが、かなり使い勝手はよい。(まだまだなれないところもあるが)

さて、人によってパワーポイントの作り方ってあると思うんだけれど、一般的に美しいと思われるのは下記の通りではないだろうか。

下書き・構成 4 : 文章・素材 3 : レイアウト 2 : チェック 1

しかし、自分はこういう風な作り方をしている。

スライドマスタ・デザイン 4 : 下書き構成 3 : 文章・素材 2 : チェック 1

パワーポイントで、デザインがあからさまに「フツー」なものは大嫌いだと思っている。ワードやエクセルならともかく、パワーポイントというのは、画用紙の上に表現する美術に近いものであって、その自由性は非常に高いはずなのだ。そのパワーポイントで、機能を殆ど使わないで作られたスライドっていうのは、あまりにも通俗的なものというか、創作性に疑問が出る。そういうスライドを作る人って、通俗的な人間じゃないかと勘繰ることすらある。

これが僕ならいいけれど、やはりクライアントに対して提案する資料を作るときに「通俗的」なものと「独創的」なものとを出されたらどちらがいいだろうか。セミオーダーメードという言葉があるけれど、そこにある程度テンプレートなるものが(実は)あったとしても、やはり受け取って読む側が「独創的」なものを感じてくれれば勝ちなんだと思う。

まあ、こんなのは正直理想論。この理想と戦うことになる現実という名の対抗馬はすなわち「納期」である。
ということで、またパワポに向かうことにしよう。


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