鮎の独断と偏見で撰ぶクラシック名演奏集(3)

『トリッチ・トラッチ ポルカ』 作品214  演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1992年ニューイヤーコンサート
Tritsch-Tratsch-Polka op. 214 played by VPO and Carlos Kleiber on 1992 NewYear’s concert


動画2曲目です。冒頭の威勢の良さといい、一連の旋律には凄い勢いがあって、聞いている方も気分が高揚してくる曲です。もともとは合唱付きであって、そっちを知っているとさらにメロディの美しさを楽しめる曲です。高音域が長く続く曲だと思いますが、トリッチトラッチが「女性のおしゃべり」という意味らしいので、なんとなく納得してしまう。運動会で聞いたことある人ももしかしたらいるかも知れませんね。個人的には、このカルロス・クライバー指揮の速い演奏が大好きです。

そもそもカルロス・クライバーが好きになったのは、「この」指揮なのに、迫力を全面に出した演奏で、でも乱れることが殆ど無くて、むしろ「この」指揮が落ち着いて見えるのに安定しまくっているという、その優雅さに憧れるからなんでしょうか。リハーサル映像を見たことがありますが、めちゃくちゃ厳しい。だからこそ完成されるんでしょうな。。。

ちなみに合唱有りは以下。

指揮:クラウディオ・アバド
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ウィーン少年合唱団

追記:ちなみにこの曲、あのシフラ編曲のピアノ版があるのでも有名ですね。音質が残念ですが、どうぞ。最後の左手の跳躍は必見。


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