『喜多方ラーメン坂内 有楽町店』(東京都中央区)

喜多方ラーメンはチェーンでもここが一番!(ただしブレが多い)

写真はネギチャーシュー大盛とかだったと思います。

喜多方ラーメンといえば、一昔前のおいしい醤油ラーメンという感じなんだけれど、ここは本当にそんな感じ。(え!?)
でもなかなか今はそういう昔ながらのスープをごくりごくりと飲み干せる系のラーメンが、相対的に少なくなってきたんじゃないかな、なんて思うんですよね。第一、こってり系がなんか流行った時期があって、その後にラーメンが多様化していったわけだけれども(というか、つけ麺も出てきたのだよね)その中で、『安心する醤油ラーメン』はここなんだな、って思います。

さて、有楽町店。えっと、ここのチェーンは小法師と坂内という2つがあるのですよ。前は結構坂内新橋店にお世話になっていたのだけれど、潰れてしまったので、有楽町が最寄になったのかな。ちなみに、新橋のあれは汐留に移転したはず。

店員さんは中国人でした。昔は日本人だったし、人数がわんさかいたような記憶があるところを見ると、ちょっとサービス面ではマイナス査定です。なかなかサービスの低下って目に見えるように思わない自分だからこそ残念。

ラーメン自体は相変わらず大変おいしいです。ここのスープは飲みごたえがたくさんですから。
あと、チャーシューが本当に量があります。チャーシュー自体は大変おいしいので、喜ばしいのですが、ちょっとおなかが中途半端の時には絶対に頼んではいけない気がします。

ということで、系列各店たくさんあるので、次回は調布でも書きます。

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『ラーメン二郎にまなぶ経営学 ―大行列をつくる26(ジロー)の秘訣』

読了。ラーメン二郎が食べたくなった。

ラーメン二郎ファン(通称:ジロリアン)でもう2年ぐらいだが、書店でこういうタイトルで書かれたら読むしかないと思い、購入。ある程度経営学を知っている人ならすごく簡単に読めてしまう本だと思う。
ラーメン二郎の特異性について、様々な角度(マーケティング、ブランディングなど)から検証しており、例示がここまでか!と思うほど多く、大変わかりやすい。

そもそもラーメン二郎が人気になるのは、その特異性そのものなのだ、というところを徹底的に解説している。
脳科学者の茂木先生は、「二郎を食べる達成感にドーパミンが反応」とかってTVで言っていたが、僕から言わせてみれば「ひとつのアトラクション」でもあるのだ。

そもそも、ラーメン二郎は「二郎であること」を守り通しているところから始まっている。コアなファンを大切にして、何も変えないというところに真髄がある。
第一、昨今のラーメン屋は変わりすぎである。是は間違いのない事実だろう。本当に本当に変わりすぎだ。味で勝負なのか雰囲気で勝負なのか。。。

ただ、ラーメン二郎を食べたことがあるからといって、この本を安易に取るのはちょっと難しいかもしれない。
経営学については、例示が多いとはいえ、論理解説は大まかに書かれており、多少の知識が無いと厳しいかもしれない。

ブクログ

毒舌を吐くということ。

最近、マツコ・デラックスとか、有吉が流行っている。

社会に対する嫌悪や憎悪とまでは言わなくても、そういった悪口を前面に出せるようになる社会というのは、どうも不安定な時に多い。それを声を大にして言える時代とそうでない時代が今まであったにしても、やはり声を大にする勇気というのは大なり小なりあるもんだ。
マツコ・デラックスは毒舌を吐くし、有吉弘行はとんでもないあだ名をつける。
しかし、そういう番組がどんどん人気を上げていくというところ、やはり、悪口を前面に出していく風潮というのが、最近本当に顕著だと思う。

似たようなものに、風刺画がある。
様々な時代の中で、風刺画は「事実」を手堅く描写していた。今でも中学歴史で必ず見ることがあるだろう風刺画としては、三国干渉やら、日露戦争やら、まあいろいろあると思う。風刺画も、日本の状況を面白おかしく表現することに長けていた。

産経新聞の政治面には、よくこの風刺画が描かれている。最近は産経新聞を読まなくなってしまったので、記憶が曖昧でもあるが、殆どの場合、国会の与野対決なんかを実に滑稽に表現していた。そういえば、最近は「無駄ツモ無き改革」という漫画が流行っているが、最初のストーリーでも、かなり痛々しいところをうまく表現していた。

思うに、こういう時代の流れで、人々の支持を仰ぐには、もしかしたら、先例に学ぶべきなのかもしれない。有吉が10年以上も前に流行ったのは、猿岩石時代。ヒッチハイクで、「旅人よ」とかが流れていたあの時代だった。あの時代はあの時代で、BPO的に今じゃ絶対に落ちる話もやっていた、開放されていた時代。あの時代に戻ることは出来なくても、人々の不安を解消させるという流れの中で、今は毒舌が一つのテーマなのだと実感した。